ジンバブエでの生活の事や途上国や日本の教育政策の事について書いています(ここでの見解は個人の見解であり、所属団体の見解ではありません)
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 早生まれはプロ野球で活躍できないのか?6.タイトルホルダー編
2011年12月21日 (水) | 編集 |
前回までで、4-6月生まれのプロ野球選手は早生まれの倍以上の人数がいるものの、パフォーマンスを見た場合、早生まれは平均に近い成績を残すものの4-6月生まれの選手群の成績は平均以下となる事が分かりました。最後に歴代の打撃三冠及び投手三冠のタイトル保持者の生まれ月の分布を考察する事で、早生まれもプロ野球でもずば抜けた活躍が出来るのか?を検証しようと思います。

まず、打率・ホームラン・打点の打撃三冠から検証します。この分析では、これまで同様cut-off dayがよく分からない外国人選手及び外国で教育を受けたことがある選手は分析対象から除かれます。この結果小さい頃に大ファンだった中日の大豊選手などは分析対象から泣く泣く除いておきました。



まず、野手の生まれ月ごとの首位打者のべ獲得回数から見ます→4月:12回、5月:10回、6月:11回、7月:5回、8月:7回、9月:5回、10月:17回、11月:2回、12月:16回、1月:6回、2月:9回、3月:3回、となっています。各四半期ごとだと、4-6月生まれが33回、7-9月生まれは17回、10-12で35回、早生まれは18回となっています。

次に、本塁打王です→4月:8回、5月:21回、6月:12回、7月:1回、8月:7回、9月:1回、10月:7回、11月:8回、12月:12回、1月:3回、2月:10回、3月:3回、となっています。各四半期ごとだと、4-6月生まれが41回、7-9月生まれが9回、10-12月生まれが27回、早生まれは16回となっています。

最後に打点王です→4月:9回、5月:21回、6月:11回、7月:3回、8月:5回、9月:2回、10月:7回、11月:4回、12月:12回、1月:6回、2月:11回、3月:3回となり、各四半期ごとでは4-6月生まれが41回、7-9月生まれが10回、10-12月が23回、早生まれが20回となっています。

各四半期生まれごとの合計ののべ打撃タイトル獲得数は、4-6月生まれが115回、7-9月生まれが36回、10-12月が73回、早生まれは54回となっています。4-6月生まれの選手は早生まれ選手の倍以上の人数がいたように、打撃タイトル獲得回数で見ても4-6月生まれは早生まれの倍以上の回数を獲得しています。

この結果から、早生まれは選手数が少ない分、打撃タイトルを獲得できるようなずば抜けた才能を持つ選手の数も少ない、と結論付けられるかというとちょっと難しいところがあります。確かに、4-6月生まれのタイトル獲得数は多いのですが、これは5月生まれで打撃タイトル獲得回数第1位の王貞治氏の貢献がかなり大きなものとなっています。1950年から2011年までで分析対象選手が打撃タイトルを獲得した回数は278回ですが、そのうち33回は王貞治氏によるもので、実に打撃タイトルの約12%は王貞治氏ただ一人によって獲得されたものとなっています。ちなみに、打撃タイトル獲得回数第二位は6月生まれの野村克也氏による16回(全体の6%)なので、王貞治氏の突出振りは驚愕です。タラレバはあり得ませんが、仮に王貞治氏が早生まれだったとするとそれだけで倍以上の差があった4-6月生まれと早生まれの差が逆転してしまいます。。。

この点を考慮するために、打撃タイトルのべ獲得回数ではなく、各四半期ごとに打撃タイトルを獲得した事がある人数を見てみると次のようになります→4-6月生まれ:26人、7-9月生まれ:21人、10-12月生まれ31人、早生まれ21人。確かに、早生まれは4-6月生まれの野球選手数の半分以下しかいませんが、打撃タイトルを獲得できるようなずば抜けた活躍をしている選手の人数では、早生まれも4-6月生まれとそれほど遜色ありません。つまり、打者に限って言えば、打撃タイトルを獲得するような打者に成れるか否かは、プロ野球の野手に成れるか否かと大きく異なり、生まれ月とほとんど関係ないということです。



次に投手の分析に移り、まずは最優秀防御率です→4月:15回、5月:20回、6月:9回、7月:11回、8月:12回、9月:16回、10月:6回、11月:8回、12月:7回、1月:3回、2月:9回、3月:4回、となっています。四半期ごとだと4-6月生まれ:44回、7-9月生まれ:39回、10-12月生まれ:21回、早生まれ:16回となっています。

次に最多勝を見ます→4月:11回、5月:16回、6月:17回、7月:12回、8月:21回、9月:20回、10月:6回、11月:7回、12月:5回、1月:4回、2月:11回、3月:6回となっており、4-6月生まれ:44人、7-9月生まれ:53人、10-12月生まれ:18人、早生まれ21回、となっています。

最後に奪三振王です→4月:5回、5月:6回、6月:2回、7月:6回、8月:8回、9月:8回、10月:2回、11月:1回、12月:1回、1月:0回、2月:2回、3月:2回。4-6月生まれ:13回、7-9月:22回、10-12月:4回、早生まれ:4回。 

各四半期ごとの投手タイトル合計獲得回数は、4-6月生まれが101回、7-9月生まれは114回、10-12月生まれが43回、早生まれは41回となりました。打撃タイトルと同じく、投手タイトルにおいても、4-6月生まれと早生まれのにおいて倍以上のタイトル獲得回数差が存在する事が分かります。しかし、投手においては打撃における王貞治氏のような傑出した存在はいません。

この事は各四半期生まれごとの投手タイトル獲得人数でも顕著に示されます→4-6月生まれ:49人、7-9月生まれ:48人、10-12月生まれ:22人、早生まれ:24人と、投手タイトル獲得数同様、投手タイトル獲得者数でも4-6月生まれと早生まれの間で倍以上の差が開いてしまっています



このシリーズの第2話でも、高卒割合は投手では生まれ月によって統計的に有為に違い、野手ではその有為性がなくなる事に言及しましたが、タイトル獲得者数においても投手では生まれ月によって差がつき、野手では差がつきませんでした。つまり、野手よりも投手において生まれ月の影響は大きく出るという事です。この理由は…、正直皆目見当もつきません。。。申し訳ありません。。。完全な推測ですが、小学校や中学校の部活でピッチャーをやる子はその学年で一番野球が出来る子(≒早生まれではない)、だと思うのですがこれが何らかの影響を及ぼしているのかな?と推測します。。。



明日には婚約者が帰ってくるので、このシリーズは次回で終わりにして通常運転に戻ろうと思います。次回は補論として、早生まれはサッカー日本代表を背負って立てるのか?を考えつつ、早生まれとスポーツ教育についてまとめようと思います。
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