ジンバブエでの生活の事や途上国や日本の教育政策の事について書いています(ここでの見解は個人の見解であり、所属団体の見解ではありません)
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 教育とジェンダーと生涯収入
2011年08月13日 (土) | 編集 |
僕の住むワシントンDCにあるジョージタウン大学が教育と職業と生涯収入に関する興味深いレポートを発表しました→http://www9.georgetown.edu/grad/gppi/hpi/cew/pdfs/collegepayoff-complete.pdf

まずは学歴別生涯年収の中位数です↓
スライド1
図の通り、学歴が上がるほど生涯年収の中位数は上昇し、大卒は高卒の約2倍、専門職学位保持者は高卒の約3倍生涯で稼いでいるようです。やはり、大卒とそれ以下の差の大きさに目が行きますね。

次に自分より高学歴者の生涯年収の中位数よりも多く稼いでいる人の割合です↓↓
スライド2
大卒者の生涯年収の中位数よりも生涯年収が多い人は、中卒者だと7.3%、高卒者だと14.3%、短大卒だと28.2%、修士号保持者だと61%、博士号保持者だと73%、専門職学位保持者だと83%となっています。
また、中卒の31.4%は高卒の、高卒の14.3%は大卒の、大卒の39.9%は修士号保持者の、修士号保持者の35.5%は博士号保持者の、それぞれの生涯年収中位数よりも稼いでいるようです。高卒の85%は大卒の生涯年収の中位数以下しか稼げないとは、なかなか高卒・大卒の壁は高いようです。それと比較すると、大卒・修士号保持者・博士号保持者の間の壁はかなり低い印象を受けます。

さらに、学歴別男女の賃金格差を見ていきます↓↓
スライド3
学歴が上がるほど男女の賃金格差は小さくなるという説がありますが、この結果を見ると、博士号保持者の男女間の賃金格差が小さいのを除けば、それほどそのような傾向は出ていないように見受けられます。むしろ、女性の博士号保持者は男性の修士号・大卒者と同等の生涯年収、女性の大卒者は男性の専門学校卒・短大卒と同等の生涯年収、という辺りにはアメリカもまだまだジェンダー格差が大きいなというのを感じざるを得ません。



この調査では他にも学歴と職業、人種と学歴についての調査も行っているので、ぜひぜひレポートの方をご覧になってください→http://www9.georgetown.edu/grad/gppi/hpi/cew/pdfs/collegepayoff-summary.pdf

職業内でも学歴による賃金格差が存在していて、工場労働者であっても高卒の賃金は大卒よりも、大卒の賃金は院卒よりも低いという辺りは興味深かったですし、人種によって学歴と収入の関係に違いが出てくるというのもなかなか興味深かったです。

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